御釜の観光ガイド

火口に水が溜まってできたカルデラ湖が、御釜。
蔵王のシンボル的な存在であるお釜の名称の由来は、見た通りのお釜のような形をしているところから名付けられました。天候によってエメラルドグリーンの湖面の色が変わることから五色湖や五色沼とも呼ばれることもあります。湖面の色から想像できるように水は強力な酸性の水のため生物は生息できないといわれています。また円形の湖の断崖でない部分は虹色に変色しており、湖水の水質の特異なことが良く分かります。硫黄のような特異な匂いはしないので、安心してください。
御釜の湖面に近づくことはできないものの、レストハウスから徒歩で2～3分も歩けば、御釜を見ることができる場所まで行ける、自然の観光スポットとしてはとてもアクセスがいい場所にあります。また御釜までは徒歩で山道を行くのですが、整備されているので普段の服装や靴でも問題ありません。また御釜は色々な角度から見ることができ、場所によってそれぞれ御釜の表情が変わりますので、ぜひ色々と歩き回って試してみてください。その際も山道が整備されているので移動は特に問題ありませんのでご心配なく。
御釜の湖面ですが、風がない日だと微動だにせず、きれいで平坦な水面が見れます。この何も動かない水面も神秘的な感じがしてとてもいいです。また背面の断崖絶壁も印象的です。この断崖は過去に遡ると何回か崩落したことがあり、その都度御釜の水深が浅くなってきているようです。