大寶館の観光ガイド

鶴岡公園内にある美しい洋館が、大寶館。
大寶館は大正天皇の即位を記念して1915年に建てられた建物で、大正天皇の即位の日の11月10日に合わせて開館しています。木造2階建ての建物は単一の様式でなく、窓がオランダバロック風、ドーム状の屋根がルネッサンス風と様式が混在しており洋風に似せた建物から擬洋風建築といわれています。建物がある鶴岡公園は鶴岡城の跡地だったことから、公園の周りはお堀のような水路に囲まれ、その先に大寶館があり、お堀と建物のコラボした絶景写真をとることができるのでおすすめです。また壁の外装が白さと、朱色のドーム状の屋根が美しく高貴なイメージに見えることからも建物単体としても絶景写真がとれます。実際に見学する際には正面玄関から橋を渡りますが、シチュエーションの良さからなんとなく貴族になったような感覚を味わえ、非現実的な体験をできます。
大寶館は開館当初は物産陳列場として利用されていましたが、戦後は鶴岡市の図書館として利用されてきました。ただ1985年に図書館が移転されたため、現在では郷土の人々の業績を紹介する施設となっています。